カネボウ化粧品の白斑トラブルについて考える

「独自開発成分」の難しさ

近年、美白化粧品において起こった大きなトラブルの筆頭格と言えば、やはり、「カネボウ化粧品の白斑トラブル」でしょう。

カネボウ化粧品が開発した美白成分ロドデノールを配合した美白化粧品が原因で、「使用者の肌がまだらに白くなった」という白斑症状のトラブル報告が、2013年から聞かれるようになりました。

私がこの問題を知って考えたのは「独自開発成分」というのは、扱いが難しいものだな、ということです。

昔から使われている美白成分では物足りない、だからこそメーカー側もユーザーも、より強力な美白成分を求める、これが独自開発成分を生み出すきっかけとなっているのですが、時にはこうした落とし穴も出てしまうところが難しいんだな、と感じました。

医療系美白成分のリスクとの比較

リスクが高い美白成分と言えば「かつては医療機関でしか処方されることが許されなかった、レチノールやハイドロキノンなどの美白成分」も挙げられますが、これらのリスクと、独自開発成分とのリスクを比較すると、やはり後者の方がハイリスク、と言わざるを得ないでしょう。

なぜなら、医療機関で処方されていた成分というのは、リスクはあるものの、そのリスクの度合いについても、医師などによる「医療レベルのチェック」によってしっかり管理されてきた、という歴史があるからです。

その歴史を踏まえた上で「この配合量の範囲で、使用上のこうした注意を守れるのなら、スキンケア用品に使っても問題ない」と総合的に判断されているので、私たちはレチノールやハイドロキノン配合の美白化粧品を安心して使うことができるわけですね。

これに対して、歴史が浅く医療レベルの管理体制がない独自開発成分を配合した美白化粧品というのは、「万が一のリスク」を考えて、発売されてもしばらくは様子見をするのが賢明なのかな?と思うようになりました。

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